雪
暗い暗い暗い空を見上げると
白い光が見えた
小さく儚げな光
空を見上げたままの僕の頬にその光が当たると
涙のように流れてしまった
暫くそのまま空を見上げていると
徐々に光の数が増えてきた
その光景はとても幻想的で
ずっとここにいれば
自分が綺麗に洗われていく気がした
白い白い白い大地を見渡すと
遠くに誰かが見えた
遠すぎて誰だか分からない
もしかしたら全くの赤の他人かも知れないが
何故か懐かしい気がした
暫くそのまま見ていると
何かを叫ぶ声が聞こえた
その光景はとても滑稽で
なぜだかわからないが
自分を見ているような気がした
広い世界に一人になると
孤独になった気がした
全てから見放された気がした
誰かに気づいてもらいたくて
誰かに傍にいてもらいたくて
気がついたら叫んでいた
ずっと叫んでいた
青い青い青い空を見上げると
たったひとつ
白い光が舞っていた
あまりに綺麗だったのでずっと見ていると
なぜか君を思い出した